歯科・小児歯科
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虫歯とは
虫歯は進行状態によって症状や治療法が異なります
歯がしみる、歯が黒くなってきた、甘いものを食べたとき歯が痛い、何もしてなくても歯がずきずきと痛い、歯が欠けた、虫歯の治療が途中で終わっている・・・
上記のような症状でお悩みではないですか?
お口の中の痛みの原因として一般的に最も知られている虫歯による歯の痛み。虫歯は進行状態によって症状や治療法が異なります。歯の構造は主にエナメル質、象牙質、歯髄という3層にわかれています。虫歯の進行は5つのステージに分かれています。
C0 ごく初期の虫歯です
ごく初期の虫歯です。歯の表層のエナメル質が少し溶かされ、白濁したり、歯の溝が茶色くなったりします。症状としては特になく、治療が必要なものと経過を見ていく状態とに分かれます。
C1 歯の穴が出来た状態です
エナメル質が溶け、歯の穴(う窩)が出来た状態です。症状はあまりないのですが、このまま治療をしなければ虫歯が進行し痛みを伴うようになってきます。通常虫歯を削って樹脂で詰め物をすれば治療は終わります。
C2 虫歯が象牙質に達した状態
虫歯が象牙質に達した状態で、冷たいものでしみたり、甘いものを食べた時の痛みを感じ始める時期です。特に隣り合う歯の間は虫歯の好発部位であり、出来てしまうと治療のために虫歯を削る範囲が大きくなることがあります。虫歯の大きさにもよりますが、通常虫歯を除去し樹脂や金属やセラミックで詰め物をして治療します。
C3 虫歯が神経にまで達した状態
この段階では神経が炎症を起こし、歯髄炎と呼ばれる状態になります。症状としては何もしていなくてもズキズキとした痛みが出てきます。この状態が進行していくと、神経が失活してしまう(死んでしまう)ので痛みが一時的になくなるのですが、これは治ったわけでなく、神経が失活することにより痛みを感じなくなっただけなので神経の内部は炎症を引き起こす物質が残ったままなので悪化する恐れがあります。具体的には歯の根っこの先に膿がたまっていってしまう状態(感染根管)になってしまい、歯の予後を非常に悪くしてしまいます。治療としては歯の神経を抜き、内部を消毒し神経の代わりとなるお薬を詰めていきます(根管治療)その後歯の内部から土台を作り、かぶせ物をしていきます。かぶせ物の種類は金属、セラミックなど様々なものがあるので、ご相談ください。
C4 根っこの部分しか残ってない状態
虫歯により歯の部分がなくなり根っこの部分しか残ってない状態です。この状態では多くの場合歯の保存が困難になることが多いので、抜歯も選択肢の中に入れ、欠損してしまう部分を治療していく方法も視野に入れ、治療を進めていく事になります。
歯の切削をなるべく減らすために
- 虫歯予防・虫歯の早期発見が大切です
- 最も大切な事は歯の切削をなるべく減らすために、予防をし、虫歯の早期発見をしていく事です。見つけた虫歯が小さければ削る量も少なくてすみます、それに歯の予後も良好に経過する可能性が高いからです。無症状でも虫歯が出来ている可能性があるので、定期的にクリーニングを行い検診を行う事で虫歯の予防、進行を食い止めいつまでも歯を健康に保ち何でも嚙める歯を維持する事が出来ると思われます。お悩みをお持ちの方、検査を受けたい方、ぜひ一度歯の状態の確認のためにクリニックに気軽に足を運んでご相談ください。